旅行先でのインターネット接続 ロシアの場合 [ロシア旅行]
旅行のときぐらい仕事のことは忘れたいですが、そうもいかない人も多いかと思います。 私もロシア旅行にいくにあたって、観光ガイドブックより前にインターネット事情を調べました。
（以下2006年10月の話です）
まず、驚いたのがso-netをはじめとするほとんどのプロバイダが、海外ローミングの対象からロシアを外していることです。セキュリティー方面で問題ありといことなんでしょう。ようやく探したのが、hi-hoネットで、ここはロシアもOKの海外ローミングFiberlinkに対応してます。料金も１月なら大したことなかったので、至急入会し、必要なソフトをノートＰＣに仕込みました。ついでに、これまで使ってなかったWebメールも登録、仕事先のメールを転送するようにしました。
ハードウェアとしては、ノートPCとモデムケーブル、ACアダプタの変換プラグ（これは前から持っていた）に加えて、モジュラージャック変換コネクタ（ロシア用）まで購入しました。これはヨドバシで1000円くらいしましたが、結果的には使用する場面ありませんでした。
以上用意万端で、いざ楽しいロシア旅行へ。 結果は以下の通りです。
(1)ホテルの部屋でのダイヤルアップ接続：
サンクトべテルブルグのホテル（パークイン）、モスクワのホテル（イズマイロバベータ）の部屋では、外線番号を入力することで市内通話できました。そこで、電話器から電話線を外しノートＰＣの内臓モデムに接続し、Fiberlinkソフトを立ち上げます。それぞれ市内のプロバイダ番号を選んでダイヤルアップ接続をこころみるもだめ。モデムの設定をかえてトライしてもだめでした。電話機が構内電話というやつなのかもしれません。
日本国内やアメリカでもかつて同じような経験ありますからしょうがないんですかね。私の設定のせいかもしれませんし、（ロシアで受けたサースから類推して）ホテルのスタッフにはきくだけ無駄と判断し、この方法はあきらめました。折角hi-ho netに入ったのに残念です。帰国後、既退会しましたけど。
(2)ワイヤレスWiFi接続：
サンクトべテルのパークインでは、ホテルの1階ロビーでワイヤレスＬＡＮのサービスが使えました。フロントで接続パスワードをかいたプリペイドカードが売られています。30分、1時間、24時間といった期限つきですが、私の場合30分のもので500-1000円くらい（大雑把＆うろおぼえ）だったと思います。windowsでワイヤレスLAN接続して、自動的に表示されるwebページで要求されるパスワードとアカウントを入力したところ、問題なく使用できました。当然、メールの送受信も日本にいるときと同じようにできます。同じようにノートＰＣを操作している旅行者が、何人もいました。
ちなみに、帰る前にモスクワの空港でもプリペイドカードを購入し、同じようなサービスを使おうとしたところ、どうしてもパスワードを受け付けてくれませんでした。カードを購入したスナックカウンタのお姉さんに英語できいたのですが、怖い顔で無視されたのであきらめました。こちらの理由はいまだにわかりません。しょうがないので、トランジットで寄ったフィンランドの空港で接続しました。こちらはCredit Card番号を入力すればOK。何の問題もなく接続できました。
(3) インターネットカフェの使用：
モスクワのホテルでは、ワイヤレスのサービスはないかわりにロビーのすみにインターネットカフェがあり、フロントにお金を払ってそこのPCを使用することができました。ただし、このPC、表示が全てロシア語です。何か警告が出ているようなのに意味不明で、操作するのは大変不安です。なんとか日本語のWebメールを読むことはできましたが（エンコーディングを設定する必要あり）、返事をかくのは無理な話でした。インターネットカフェはいたるところにあるようですが、日本語入力は難しいですよね。そもそも、自分のパスワードを入力すること自体不安ですし。
以上、およそ１週間の旅行中、まともに接続できたのはサンクトペテルブルグのホテルのロビーと、モスクワからの帰路にトランジットで寄ったフィンランドの空港のみ。それで大きな支障が生じたかというと、まあ心配したほどでもなかったです。
結論： 旅行にいったときぐらい仕事のことは忘れましょう。
私もモスクワから北欧に行き、空港でメールチェックしました。
by kenta-ok (2006-10-25 00:56)